ティアグラと105のブレーキ


私はロードバイクを10年くらい前ですが最初にティアグラを購入しました。その当時はバッソのバイパーを購入したのですが、割引されて7万円くらいでした。今はバイパーのティアグラモデルはなくなってしまいましたが、価格を推定すると14~15万円くらいでしょうか?ずいぶん高くなったものです。

その前はクロスバイクに乗っていたのですが、ロードバイクにしたときによくない点として感じたのは「上ハンドルでは力が入りにくくてブレーキが利かない」ということです。クロスバイクとティアグラのリムに接する部分は同じような構造になっています。Vブレーキとキャリパーブレーキの差はありますが、ブレーキのゴムは同じ感じでした。

クロスバイクは普通に握るとブレーキレバーに力が伝わるので十分制動力がありました。一方ロードバイクは上ハンドルで握っているときは人にもよるかもしれませんが、下ハンドルに比べて力が入りにくいと思います。私はもともとそんなにスピードを出して走るタイプではないので何とかなりましたが、下り坂の時はやっぱりスピードが出てしまいます。そうすると上ハンドルからのブレーキでは普通に止まることは出来そうもありませんでした。だからそういう時はいつも下ハンドルにして走っていました。

あるとき人から「ブレーキを105にすればずっとブレーキが利くようになる。」ということを聞いて、だいぶゴムが古くなってきたこともあったのでそのときにゴムだけ105に変えてみました。

知っている人はみんな知っていますが、105以上のブレーキは金属のカートリッジにゴムが収納されるようになっています。一方ティアグラはゴムだけです。これによりリムをゴムの面全体で抑えることが出来ます。ティアグラではゴムを押さえつける中央部分には力が伝わりますが、離れた端の方はゴムだけなので力がリムに伝わりにくいのでしょう。この差により105とティアグラでは制動力に差が出てくるのだと思います。

それからブレーキアーム自体にも少し差があるようです。ブレーキアームは「てこ」のような動きをしますが、その支点、力点、作用点に部妙な差があるのでしょう。私は最初にブレーキのゴムを変えた時に効くようになったと感じましたが、さらにブレーキアームを変えるた時にもブレーキが効くようになったと感じました。

ついでにブレーキレバーも変えられれば完璧なのかもしれませんが、そうすると変速機能と一体化しているため、ギアも11変速に変えなければならないのでそれはあきらめました。

しかしこれならば上ハンドルでのブレーキングでも十分に聞くので、変える価値は十分にると思います。

ティアグラに乗っていてブレーキが効かないと感じている場合は、これでその悩みを解決できると思います。



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